あるところに、名前のない世界がありました。
各国の王たちは、この世界を我が物にしようと毎日のように争いを続けていました。
中でもコンラス王の王国は無敵を誇り、絶えずこの世界を統治し続けていました。
ところがあるとき……無敵のコンラス王を脅かすたいへんな事件が起きました。
この世界に突然、災いの使者が降り立ったのです。
災いの使者が放った絶望の光はみるみる世界の端から広がり、のみこんだ生き物を次々と消滅させました。
そして今、光の災厄(シャインレイド)は……国王とその子がいる城の目前まで迫っていたのです。