世間を騒がせていた『怪奇連続殺人事件』が解決し、
稲羽市にはかつての平穏が戻っていた。
しかし、それもつかの間。
主人公たちが3年に進学した年のゴールデンウィーク、
町は新たな噂でもちきりになっていた。
雨の夜、消えているテレビを覗くと見えるという、
不思議な“番組”の噂。
番組の名は“P-1 Grand Prix”。
高校生の友だち同士が殺し合いの決着を付ける、
決死の格闘ショウである。なんでも、
「負けたヤツは翌朝死体として発見される」
という噂も――。
“番組”を見てみると、画面に現れた“クマ?”が
ショウの開催を宣言する。
「男の中の男たち、出てこいクマ!」
そして紹介される出場選手たち。
そこにはキャラクターを
でっちあげられた自分たちの姿が……。
そんな中、番組が始まるのと時を同じくして、
仲間たちが相次いで失踪。
さらに、TVの中の“クマ”とも連絡が取れなくなった。
この異常な事態に気付いた“自称特別捜査隊”の面々は、
事件を解決するべく再びTVの中にダイブする。
謎の番組の正体とは…?