真 流行り神 最速攻略wiki


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プロローグ


S県C村で殺人事件が発生。遺体で発見された男性は、両目を大きな裁ちバサミで貫かれていた。


「私は、S県C村で発生した殺人事件に関する情報を持っています」


東京地裁で公判中の元大学教授、関本爽二朗がこの事件の情報を持つと話したため、彼は特例で身柄をC村分署の留置所に移された。


関本の担当は、主人公・北条紗希が所属する署内の窓際部署である特殊警ら課(通称:特ラ課)が受け持つこととなる。事件資料を一通り確認した関本は、自信満々に言った。


この事件は都市伝説の怪物“ブラインドマン”の仕業である、と――。


CASE01:怪人


C村の殺人事件の概要はこうだ。
C村分署から程近い沢で、全裸の男性が遺体で発見された。
殺害方法が特異で、大きな裁ち鋏で両目が貫かれている。
遺留品も手術痕もなく、捜査はお手上げ状態だった。


事件資料を一通り確認した関本が、犯人は「ブラインドマン」だと話す。
ブラインドマンとは都市伝説に登場する架空の怪物。
深夜、路上をひとり歩きしている者の前に現われて、目を鋏で突きたてる手口で殺人を犯す通り魔のこと。
C村の殺人事件はその手口に類似する。


しかし、都市伝説の怪物が現われたとは考えがたい。


CASE02:猟奇


紗希は、とある参考人のひとりから異質な『臭い』を感じとる。
思わず臭いがすることを指摘し、失礼な対応をとってしまう。
聴取後、留置所の関本にその話をすると、参考人の協力をこれからも得るために、謝罪をしてきたほうがいいというアドバイスをもらう。


参考人のところに謝罪に行くと、「気にしないでいい」と話してくれた上に、醤油が入った一升瓶をくれる。
聞けば、醤油や味噌といった調味料を自前で作っているらしい。


署に戻り、留置所の関本に食事を出す紗希。そこにもらってきた醤油も添えていた。
すると、関本は醤油から人体が放つ腐敗臭、いわゆる『死臭』がすると指摘する……。


CASE03:呪詛


現場検証をする特ラ課。
死亡したのは村の介護施設に入っている老婆。
黒田からの情報によると、死因は心不全。事件性があるかどうかは不明。
ふと、紗希は山道に市松人形が捨ててあるのを見つけるが、鑑識の立花から現場の遺留品として持っていかれてしまう。


被害者は身寄りのない老婆で、昨晩は施設の部屋でおとなしくしていたはずらしい。
昔はかなり腕の立つ有名な人形師だったようで、「呪いの婆」と呼ばれていたという。
彼女が作った人形の所有者は、死の憂き目に遭うという噂があった。


紗希は呪いを信じる気にはなれないようだが、風守は呪いは実在すると考えている。
だが、作った本人が呪われて死んだとは思えない。
それならとっくに死んでいるはずだから。


CASE04:怨念


留置所に入れられた関本は急がないと次の死体が増えるという。
S県C村の殺人事件はマスコミによって『連続殺人』とされているが、
鑑識によれば被害者たちの死因は心停止。つまり事故死だった。
被害者はいずれも発見場所も状況も異なっており、共通点はみつからなかった。


だが関本は、老人ならともかく30代40代の者が
連続して心臓が止まる確率は少ないと考え、
科学的に解明されていない霊的存在が事件を起している可能性を提示する。
これについては、相次ぐ不審死とはいえ、紗希をはじめ特ラ課も、
関本は頭がおかしいと考える他なかったのだが……。


CASE05:感染


テレビをつけると、政府が緊急発表をしている。
製薬研究所の爆発事故により、都内で『感染者』が現われ、暴徒化している。
感染規模は全国的に広まりつつあるようだった。


紗希たちは感染者から逃れるため警察署に籠城を決める。
そして、感染者に対抗する方法を模索することに。
だが、銃や警棒は効かない。
すると、警察署に逃げてきた金谷が
感染者を殺す方法なら頭を潰せばいい、と話す。
ネットの動画からの情報で、すでに試したらしい。
風守や金谷らが署の屋上から感染者を釣り上げて試してみると、
確かに感染者を殺すことができた。


感染者とはいえ、相手は人間。
紗希は嬉々として感染者を殴り殺す風守たちを異様に感じる。
しかし、現実では、生き残るために倫理観を捨てることを強いられていた。


CASE06:蠢き


紗希「なに……これ……?」
私は一瞬、何が起きているのかまったく理解出来なかった。
大半の床板が腐ってしまっていて、床下に落ちてしまっている。
さっきまで感じていた臭気もここが発生源なのか
より強く、酷いものが私の鼻腔を刺激している。


そして、なぞの音がその床下から止むことなく聞こえていた。
私は、床下がどうなっているか見ようと試みた。
かろうじて残っている床板はかなり弱くなっていて注意が必要だ。
床板を支えている横木に重心を乗せながら、私はおそるおそる覗き込んだ。


「うっ……」
後悔の念が私を駆け巡る。忠告を素直に聞いておけばよかった。
白く、ぶよぶよの柔らかい表皮で覆われた何かの幼虫らしきものが、
床下一面を覆い尽くしていた。
その一連の光景に動揺した私は、思わず床を踏み抜いてしまいそうになる。
同時に、この柔らかい芋虫の海の中に落ち、
全身がこいつらの体液にまみれてしまう様を想像して戦慄した。


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